【パリ時事】
フランスで5月中旬、62歳の女性が他人
の受精卵を移植して男児を出産した。
仏紙パリジャンヌは20日、使用した精子
がこの女性の52歳になる実の弟のもの
だったと報じた。
女性は同紙とのインタビューで,弟の
精子を使った理由について、二人とも
独身なので
「自分たちの遺伝形質を残したかった」
と説明している。
受精卵を移植した米ロサンゼルスの医師
は、男性が弟とは思わず,女性の夫と
信じていたと話している。
また、卵子を提供した米国人女性も
このフランス人女性の弟の精子で女児
を出産したという。
62歳の出産は,米国とイタリアでの63歳
の出産に次ぐ高齢記録となっていた。