米国で代理出産によって生まれた子の出生届
を不受理にした兵庫県明石市の処分の
取り消しを求め
兵庫県在住の50代の夫妻が神戸家裁明石支部に
申し立てていた家事裁判で、同支部が申立てを
却下していたことが14日、わかった。
審判官(裁判官)は
「妻は卵子提供者でも分娩者でもない。
法律上の母子関係は,基準としての客観性・
明確性の観点から,分娩した者と子との間
に認めるべきだ」
とした。
夫妻は
「事実誤認がある。
子どもが誕生した経緯を十分くみとっていない」
として,大阪高裁に即時抗告する方針。
子どもは02年秋、米国で誕生。
夫妻は父母欄にそれぞれの名前を書いた出生届
を提出したが、高齢だったため、米国人女性
に依頼した代理出産だったことが明らかになり
受理されなかった。