プレゼントとして人気のDNA検査 母親の思わぬ秘密が 

日本ではまだそうなっていませんが
アメリカでは自宅でできる遺伝子検査が
プレゼントとして人気だそうです。
自分のDNAからたどる家系図。

 

ちょっとした遊び心もあってするのかも
しれませんが時には、思いもよらなかった
事実を知らされることもあるようです。

 

ニューヨーク州に住む、ロビン・クライストさんが
まさにそうでした。
2018年12月21日のBBC News JAPANの4分間の動画
から書き起こしてみます。
動画はこちらです

 

 

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「DNAはうそをつかない」

ロビン「真実を知った時 変わってしまうものがあります
娘のジェシカがDNA検査を受けました
ボーイフレンドがいつも
出自について冗談を言っていたから
どういうわけが検査器具が余ったので
『ママも受けてみてよ』と
『わかった、受けてみよう』って」

 

1200万人以上が自宅でできるDNA検査を受けている
これが人生を変えるきっかけになることもある

 

ロビン『この時点では自分は100%
アシュケナジム(ドイツ系ユダヤ人)だと思っていました
でも実際は49%しかアシュケナジムではありませんでした
父として私を育ててくれた人は
血のつながりすらなかったのです
テスト受けた時点で母は亡くなっていて
出生証明書上の父親も死んでいました
事情を聞ける人はいませんでした」

 

 

 

幼いロビンさんと育ててくれた父親
(写真/BBC)

 

 

DNAのマッチングでロビンさんは
新しいいとこを見つけた

 

ロビン「シェリル(父と判明した人の親類)が
いなかったら知らないままだったはずです」

 

ロビンさんを訪れたしシェリルさんは
彼女に家族の写真を見せて説明します

 

シェリル「これがあなたの父親ニックの写真
こっちがあなたのいとこのキャロルで
これがニックの兄弟のフランク」

 

ロビンさんが
「私の父と叔父と、いとこね。これは……」
と聞くとシェリルさんが答えます
「私の祖母のケイティ」」
ロビン「なるほど。まだ名前で混乱しているけど」
シェリル「大家族なの」
ロビン「本当に!」

 

 

 

 

ロビン「私が発見したのは
知らぬが仏とはよく言ったもので
数年間で知ったのは
両親が色々な人と寝ていたということです
当時は1960年代で自由恋愛とか言っていた時代で
それはまぁ良いとして
私の母とニックの間に関係があって
その結果が私のようです

 

たった1人の女の子だから
特別扱いなんだと思っていました
男兄弟2人と育って いとこも男3人なので
それが理由だと思っていました 女の子だからだって
でも真実がわかった今 「誰が知ってたの?」って
誰か知ってた人はいたのかって

 

母に怒ってはいません
何年か前に検査を受けて入れば
本人に聞けたのにとは思います
母がこの事実を知っていたのかすらわかりません
母は当時19歳で結婚していて
夫とも私の父親とも関係があったなら
わかりませんよね」

 

実の父親ニックさんは現在90歳で
ロビンさんの母親を覚えていない
しかし彼の家族はロビンさんを受け入れた

 

 

 

 

ロビン「みんな、ニックのことを
女好きだったと言うんです
あちらの家族にはそれほど意外ではなかったのかも
一度真実を知ってしまうと
道を歩いていても、周りの人を眺めて
私の鼻に似てる?とか 私と同じ目かも?とか
あの人お父さんにそっくり……
あの人は……って考えてしまいます
私は平気 自分が誰か知っているし
兄弟のこともわかっているし
素敵ないとこも見つけました」
ロビンさんが差し出したネックレスの中から
シェリルさんが一つを選んでつけようとすると
ロビンさんは言います

 

「やっぱりね そっちのゴールドを選ぶだろうなって」
二人はハグして言い合います
ありがとう 新しい家族を見つけた

 

ロビン「受け入れられる人もいればそうでない人もいます
もう一度やってみたいかって?
すぐにでも!」

 

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以上がBBCの動画の書き起こしに
私が少し説明を加えたものです。

 

最後の質問、「もう一度やってみたいかって?」
に対してロビンさんが「すぐにでも」と答えて
いるところに私は感動しました。

 

このケースは、ロビンさんと彼女の実の父とわかった側の
家族の対応を考えると、恵まれているといえるでしょう。
良い人たちばかりですので。

 

まあ、当の父親本人が90歳とはいえ、彼女の母を
覚えていないというのは驚きですが。
とういうことは当然、子ども・ロビンさんが生まれていた
事実も知らなかったと思われます。

 

本当に家族って、血縁って何なのだろう?、
と様々なことを考えさせられますね。

 

 

 

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