第一子の出産26日後に、双子を出産 バングラデシュ

出産後すぐに、また出産

今年、2019年の2月にバングラデシュで、
一人の女性が出産をしました。
と、ここまではよくある普通のお話ですが
普通ではなかったのは、出産したわずか
26日後に、何とまた双子を出産したのです。

 

本人さえ気づかなかったのですが、彼女は
彼女の2つ目の子宮に、双子を妊娠していた
ということでした。

 

そんなことってあるの?、と驚くようなお話を
3月29日の「BBC News JAPAN」の報道
から御紹介しましょう。

 

バングラデシュの農村に住む、20歳のアリファ
・サルタナさんが、クルナ地方の医大病院で
男の子を早産で産んだのは、今年の2月の末
のことでした。

 

 

 

2つ目の子宮

ところが、その26日後にあたる3月21日、彼女は
腹部に痛みを訴えたため、ジェソーレ地方の病院
に救急搬送されることに。

 

診察の結果、2つ目の子宮に双子を妊娠している
ことがわかり、石段が帝王切開を行いました。

 

4日後の、3月25日、母親と健康な双子は、元気に
退院したということです。

 

「搬送されてきた患者を超音波で検査して、
双子がお腹にいるのに気づいた。
私たちもとてもショックで、とても驚きました。
このようなケースは初めて見ました」

 

と、担当医のシーラ・ポッタル医師は、BBCの
質問に答えています。

 

 

本人も気づいていなかった双子の妊娠

ポッタル医師によりますと、サルタナさんと夫は
「とても貧しく」、最初の妊娠中も、超音波検査を
受けたことがなかったということでした。

 

「他に二人を妊娠しているなど、本人も全く気づい
ていなかった。
帝王切開によって、男女の双子を出産した。
母子ともに健康で、何もかも上手くいってとても
喜んでいる」
とポッタル医師は続けました。

 

シンガポールの産科医、クリストファー・ワンさんは
「超音波検査を受けていれば、子宮が2つあるのは
すぐにわかる」ものの、超音波検査をなかなか
受けられない農村部では、わからないままのことも
あるとし、

 

「女性はおそらく、卵を3つ入らんし、それが妊娠
可能期に受精した結果、三人の退治が育ったの
だろう」
と説明します。

 

AFP通信によりますと、スルタナさんは3人の子ども
が生まれて幸せだといいつつも、育てるのは経済的
に大変だろうとも話しています。

 

夫は肉体労働者で、月収は約1万円前後だという
ことですが、「できるだけのことはする」と
言っていました。

自覚症状の少ない重複子宮

そこのこのサルタナさんの「2つ目の子宮」ですが、
これは女性の体内に2つの子宮ができる疾患だそう
です。

 

通常は、胎児の中で小さい2つの間だったものが合わ
さって1つの大きい臓器に成長して子宮になります。
ところが時により、1つにならずに完全に分離した2つの
子宮になることもあるのだそうです。

 

この症状の程度には差があり、場合によっては不妊へ
と繋がることもあります。

 

発生頻度は様々な見解があるようですが、イギリスでは
1000人に1人が影響を受けると考えられています。
自覚症状は少ないため、超音波検査を受けて初めて
見つかることも多いということです。

 

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